『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画は打ち切り?シリーズ終了の経緯を解説

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巨大な浮遊城アインクラッドを背景に第1層から第6層までの漫画シリーズが並び、第6層へ続く道だけ途中で途切れているイメージ

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『ソードアート・オンライン プログレッシブ』の漫画化企画全体が終了したとの発表はありません。ただし第6層『黄金律のカノン』は、攻略途中で連載を終えています。

「無印漫画が全7巻で終わった」「作画担当が何度も変わった」「第6層が途中で止まった」。この3つは別々の話です。ここを整理すると、「SAOプログレッシブは打ち切り?」という疑問の答えがかなり見えやすくなります。

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目次

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画は打ち切りなの?

結論からいうと、比村奇石さん版が全7巻で終わったことを、そのまま『プログレッシブ』漫画全体の打ち切りと考えるのは正確ではありません。

比村奇石さん作画の『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は、第1層から第3層までを描き、全7巻で一区切りとなりました。最終となる第7巻は2018年5月10日発売で、第三層攻略までが描かれています。

しかし漫画化はそこで完全に止まらず、第4層から作品名と作画担当を変える形で続きました。

漫画シリーズ 作画 巻数 描かれた範囲 終了状態
ソードアート・オンライン プログレッシブ 比村奇石 全7巻 第1~3層 第3層まで区切り
泡影のバルカローレ 三吉汐美 全2巻 第4層 第4層完結
冥き夕闇のスケルツォ ぷよちゃ 全3巻 第5層 第5層完結
黄金律のカノン 霧月 全2巻 第6層 第6層途中で終了

第4層を描いた『泡影のバルカローレ』は全2巻で、2020年1月10日発売の第2巻で第四層の物語に区切りが付きました。

続くぷよちゃさん作画の『冥き夕闇のスケルツォ』は全3巻。2022年1月27日発売の第3巻で第五層編が完結しています。

そして、第6層を担当したのが霧月さん作画の『黄金律のカノン』です。

つまり漫画版の実態は、単純な「1巻、2巻、3巻……8巻」と続くシリーズではありません。

第3層までの7巻が終了したあと、階層ごとにタイトルと漫画家を切り替えながらコミカライズが続いてきたわけです。

本棚で「8巻がない! まさか打ち切り!?」となりやすいのですが、8巻を探しても出てこないのは仕様です。会社の共有フォルダなら「最終版」「最終版2」「本当の最終版」くらい迷わせにきています。

重要なのは、「無印7巻で終わったこと」と「漫画化企画全体が終わったこと」を同じ意味にしないことです。

第6層『黄金律のカノン』はなぜ打ち切りと言われる?

『黄金律のカノン』が打ち切りと呼ばれやすい最大の理由は、第6層の物語を完結させないまま連載が終了したことです。

単行本は全2巻。

第1巻は2021年11月27日に発売され、第6層を舞台にキリトとアスナを狙うPK集団や、ゲーム内のクエストを揺さぶる異変が描かれました。

第2巻は2022年8月26日に発売されています。

物語では、モルテたちPK集団の襲撃に使われた毒針の謎を追い、キリトとアスナが黒エルフの城塞《ガレ城》へ向かいます。キズメルとの再会を経て、《堕ちたエルフ》とPK集団をめぐる関係にも踏み込んでいきました。

ところが、第6層攻略そのものを最後まで描く前に漫画連載は終了しています。

2022年4月30日の更新が最終話となり、その内容を含む第2巻が同年8月26日に刊行される形となりました。

ここが、第4層や第5層のコミカライズとの決定的な違いです。

『泡影のバルカローレ』は第4層を完結まで描き、『冥き夕闇のスケルツォ』も第5層編を完結させています。

それに対して『黄金律のカノン』は、担当階層を完走する前に終わりました。

そのため、

「SAOプログレッシブの漫画全部が打ち切られた」

ではなく、

「第6層コミカライズ『黄金律のカノン』は原作第6層エピソードの途中で連載終了した」

と表現するのが最も実態に近いでしょう。

『黄金律のカノン』終了理由は公表されている?

連載終了の具体的な理由は、公表されたものとして確認できません。

したがって、「売れなかったから」「批判があったから」「編集部とのトラブルがあったから」といった理由を、事実として結びつけることはできません。

作画担当者側の事情を推測する言説もありますが、公式に示された終了理由と同じものとして扱うのは危険です。

確認できる事実は、最終話まで公開されたこと、単行本が全2巻で終わったこと、そして第6層攻略を最後まで漫画化していないことです。

理由が明かされないと、ファンとしては脳内に特別調査委員会を設置したくなりますよね。

ただ、証拠のない説に「原因」という名札を貼らないことも大切です。分からない部分を分からないまま残すことは、作品情報を正確に追ううえではむしろ強さだと私は考えています。

※画像はAIによるイメージ

なぜ漫画版は作画担当が何度も変わったの?

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』の打ち切り説を理解するうえで、もう一つ重要なのが漫画版独特の「階層ごとのバトン方式」です。

最初の比村奇石さん版が2018年に全7巻で終了したあと、同年12月には三吉汐美さん作画の『泡影のバルカローレ』第1巻が刊行されました。

第4層が終わると、今度はぷよちゃさん作画の『冥き夕闇のスケルツォ』へ。

そして第5層の次に、霧月さん作画の『黄金律のカノン』へ移っています。

流れを簡単にすると、

比村奇石版で第1~3層 → 三吉汐美版で第4層 → ぷよちゃ版で第5層 → 霧月版で第6層

です。

この履歴を見ると、少なくとも漫画家が交代したことだけを理由に「打ち切り」と判断することはできません。

実際、第4層から第5層への交代時にも漫画化自体は継続していました。

ここで、今回の第6層終了が過去と何が違うのかを整理しておきましょう。

過去は「担当シリーズが終わる→次の階層を扱う別シリーズが始まる」というバトンが確認できました。

ところが『黄金律のカノン』では、第6層を完結する前に連載が終了し、2026年8月31日時点で、その未完部分を引き継ぐ新しい『プログレッシブ』漫画シリーズは発表されたものとして確認できません。

つまり問題は「漫画家が変わったこと」ではありません。

今回は、物語途中で止まったあとに次のバトンが見えていないことです。

私はここが、ファンが「今回は今までと違うのでは?」と感じる一番もっともなポイントだと思っています。

これまでのコミカライズでは、担当者やタイトルが変わっても階層攻略自体は前へ進んでいました。

一方、第6層では「前のシリーズ終了」と「次のシリーズ開始」の間にあるはずの橋が架かっていません。

だからこそ、「作画担当が交代したから打ち切り」という説明より、「第6層を完結させないまま漫画展開が止まり、その後継企画も現時点では確認できない」と整理するほうが正確なのです。

第6層まで漫画を読んで「この先を追う前に、まず既刊を確認したい」という人は、作品タイトルが階層ごとに変わる点に注意してください。コミックシーモアでは多数の漫画から作品名で検索できるので、『泡影のバルカローレ』『冥き夕闇のスケルツォ』『黄金律のカノン』を個別に探せます。無料立ち読みや配信対象は時期によって変わるため、現在の対象作品を確認して利用してください。
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原作『ソードアート・オンライン プログレッシブ』も打ち切りなの?

原作ライトノベルについては、2025年3月7日に第9巻が刊行されており、少なくとも漫画第6層終了後も刊行が続いたことを確認できます。

ここは漫画版と混同しないほうがいいポイントです。

原作小説の刊行日は次のように推移しています。

  • 第1巻:2012年10月10日
  • 第2巻:2013年12月10日
  • 第3巻:2014年12月10日
  • 第4巻:2015年12月10日
  • 第5巻:2018年2月10日
  • 第6巻:2018年5月10日
  • 第7巻:2021年3月10日
  • 第8巻:2021年6月10日
  • 第9巻:2025年3月7日

第8巻から第9巻までは約3年9か月空きました。

かなり長い間隔なので、「これはもう続きが出ないのでは」と不安になった人がいても不思議ではありません。

しかし、実際に2025年3月7日に第9巻が発売され、第八層攻略が始まっています。

したがって、「刊行間隔が長い=打ち切り」とは判断できません。

厳密にいうなら、出版社が未来永劫の刊行継続を保証しているわけではありませんが、少なくとも2025年には漫画版より先の階層を描く新刊が刊行されたという事実があります。

漫画第6層編は2022年に終了。

その約2年7か月後となる2025年3月には原作第9巻が出ています。

この時間軸を見れば、漫画コミカライズの終了と原作シリーズの動きを同一視できないことが分かります。

原作と漫画の進行を同じものとして考えないほうがいい理由

『プログレッシブ』の場合、原作小説が物語の本線で、漫画はその内容を別の表現で再構成するコミカライズです。

しかも漫画側は、これまで一人の漫画家がずっと担当する方式ではなく、階層単位で担当やタイトルを変えてきました。

そのため、原作が刊行されていても漫画企画が必ず同じ速度で進むとは限りません。

逆に、漫画の一作品が終わったからといって、それだけで原作側まで終了したことにもなりません。

私はSAOのように漫画・小説・アニメ・劇場作品が並行するタイトルほど、「何が終了したのか」という主語を省略しないことが重要だと思っています。

「黄金律のカノン終了」が検索結果を何周かするうちに「プログレッシブ終了」、さらに「SAO終了」まで進化したら、情報のモンスター育成ゲームになってしまいますからね。

劇場版の終了と漫画『黄金律のカノン』は関係ある?

劇場版も、漫画とは別の展開として切り分けて考える必要があります。

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』に続き、『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』が2022年10月22日に公開されました。

『黄金律のカノン』の漫画連載が終了した2022年4月30日から見ると、その約半年後にも『プログレッシブ』を冠した劇場作品が公開されたことになります。

したがって、第6層コミカライズの終了だけをもって、『プログレッシブ』という作品展開全体が同時に終了したとは判断できません。

さらに原作小説では2025年に第9巻が刊行されています。

この点からも、漫画・原作・映像作品はそれぞれの動きを分けて見る必要があります。

※画像はAIによるイメージ

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画は今後再開する?

ここからは、確認できる状況を踏まえた私見です。

2026年8月31日時点では、第6層コミカライズの近い再開を前提に待てるだけの発表は確認できません。一方で、将来別形式で漫画化される可能性まで否定できる状況でもありません。

過去の『プログレッシブ』漫画では、第4層、第5層、第6層と作画担当を変更しながら展開してきました。

そのため、将来新しい漫画企画が立ち上がり、別の漫画家が担当すること自体は、過去の形式から見れば不自然ではありません。

ただし、もし新コミカライズが発表されたとしても、ファンが確認すべきポイントは単に「漫画が復活したか」ではないと私は考えます。

見るべきなのは次の3パターンです。

  • 『黄金律のカノン』が止まった地点付近から第6層の続きを描く
  • 作画担当を変更して第6層を最初から描き直す
  • 第6層の未漫画化部分を残したまま第7層以降へ進む

この違いはかなり大きいです。

仮に「SAOプログレッシブ新コミカライズ決定!」という発表が出ても、第7層からスタートするなら、第6層の漫画ルートは依然として途中のままです。

逆に、第6層を改めて最後まで描く企画なら、漫画だけで階層攻略を追ってきた読者にとっては大きな意味があります。

私は今後の情報を見るとき、「新連載」という文字だけではなく、どの階層を、どこから描くのかまで確認するのがおすすめです。

長期シリーズのファンになると「新プロジェクト始動!」の文字だけで勝手に第2期を脳内制作しなくなるんですよね。詳細が出るまで着席。経験値がたまると自然に身につく省エネスキルです。

漫画の続きが気になるなら原作のどこを見る?

現状では、漫画版『黄金律のカノン』の先まで物語を知りたいなら、原作ライトノベルを追う方法があります。

『黄金律のカノン』は原作の第6層編を扱っていますが、原作ではその後、第7層を経て第9巻から第8層攻略へ進んでいます。

つまり、ストーリー自体が第6層で途絶えているわけではありません。

一方、漫画版だけで読みたい人にとっては事情が違います。

第6層の未漫画化部分があるため、「原作を読めば続きを知れる」と「漫画として続きが読める」は別問題だからです。

ここを一緒にしてしまうと、「続きはある」と聞いて漫画を探し続け、電子書店の検索窓で迷宮区を一周することになります。

漫画派の人は、今後の新コミカライズ告知を待つ。

物語の続きそのものを優先する人は、原作小説へ進む。

現状では、この二つを分けて考えるのが分かりやすいでしょう。

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画打ち切り説の結論

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画の打ち切り問題は、「無印漫画」「第6層コミカライズ」「原作小説」を分ければ整理できます。

比村奇石さん作画の最初の漫画は全7巻で第1~3層まで。

その後、第4層『泡影のバルカローレ』は全2巻で完結し、第5層『冥き夕闇のスケルツォ』も全3巻で完結しました。

第6層『黄金律のカノン』は全2巻で、2022年4月30日に最終話を迎えていますが、第6層攻略を最後まで漫画化する前に終了しています。

そして2026年8月31日時点では、第6層の続きを引き継ぐ『プログレッシブ』漫画の新シリーズが発表されたものとして確認できません。

一方、原作ライトノベルは漫画版終了後も動きがあり、2025年3月7日に第9巻が発売。物語は第八層攻略へ進みました。

そのため、現状を一文でまとめるなら、

「『SAOプログレッシブ』漫画化企画全体の終了が発表されたわけではないが、第6層『黄金律のカノン』は物語途中で連載終了し、その続きを描く漫画企画は現時点で確認できない」

となります。

また、『黄金律のカノン』がなぜ終了したのかについて、売上や批判、制作上のトラブルなど特定の原因を断定できる公表情報は確認できません。

ファンとして一番モヤモヤするのは、「終わった」より「なぜ終わったのか分からない」状態かもしれません。

それでも、漫画ルートが第6層で止まったことと、『プログレッシブ』という物語そのものが終わったことは別です。

私は、そこを分けて理解するだけでも、「全部打ち切りだったのか……」と必要以上に落ち込まずに済むと思っています。

漫画版をこれから読み直すなら、「無印1~7巻」だけでなく、第4層以降の別タイトルまで含めて探すのがポイントです。コミックシーモアでは多数の漫画を作品名から検索でき、無料立ち読みできる作品もあります。『プログレッシブ』各コミカライズの現在の配信状況や無料対象は変動するため、読む前に最新条件を確認してください。
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よくある質問

『ソードアート・オンライン プログレッシブ』漫画は全7巻で完結した?

比村奇石さん作画の最初の『ソードアート・オンライン プログレッシブ』は全7巻で、第3層まで描いて一区切りとなっています。

ただし漫画化はその後も別タイトルで続き、第4層『泡影のバルカローレ』、第5層『冥き夕闇のスケルツォ』、第6層『黄金律のカノン』が刊行されました。

『黄金律のカノン』は何巻で終了した?

『ソードアート・オンライン プログレッシブ 黄金律のカノン』は全2巻です。

2022年4月30日に最終話を迎え、第2巻は2022年8月26日に発売されました。ただし、第6層攻略を最後まで描いた完結ではなく、原作第6層エピソードの途中で漫画連載が終了しています。

『SAOプログレッシブ』原作小説も終わった?

漫画版『黄金律のカノン』終了後も、原作ライトノベルは2025年3月7日に第9巻が刊行されています。

第9巻では第八層攻略が始まっているため、少なくとも漫画第6層の終了と原作小説の刊行状況は分けて考える必要があります。

推し作品の「完結」「最終話」「続報なし」を調べ始めると、アインクラッドより検索結果のほうが階層構造が複雑なことがあります。

だからこそ、噂は噂、確認できる事実は事実として切り分ける。悲報を必要以上に大きくせず、「何が終わって、何がまだ続いているのか」まで整理してお届けするのが、週末アニメウォッチャーとしての私の役目です。

日暮ツムギ(週末アニメウォッチャー兼・現役会社員ライター)

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