『クレバテス』に公式な打ち切り発表はありません。2026年8月4日時点で原作は更新中、新装版は第13巻まで刊行され、アニメ第2期も放送中です。
ただし、原作漫画・単行本・テレビアニメは別々の企画です。この記事では「第2期があるから全部問題なし」と一括りにせず、各媒体の終了告知、更新状況、直近実績、未確定事項を分けて検証します。
『クレバテス』は打ち切り?媒体別の結論
結論を先に整理すると、2026年8月4日時点の判定は次のとおりです。
対象 公式終了告知 現在確認できる状況 判定
原作漫画 確認されていない LINEマンガで毎週水曜更新 打ち切りと判断する材料なし
新装版コミックス 刊行終了告知なし 2026年7月28日に第13巻発売 直近まで刊行継続
テレビアニメ 制作中止告知なし 2026年7月8日から第2期放送 第1期打ち切り説への強い反証
原作の今後 完結日未発表 第12巻から最終章進行中 完結へ向かっているが終了時期は未確定
アニメの今後 第3期未発表 第2期を放送中 原作最後までの映像化は未確定
作品全体をまとめて「打ち切り」と呼べる公式情報はありません。
一方で、原作が最終章に入っていることは事実です。したがって、現在の状況を正確に表すなら、「打ち切られた」ではなく、原作は正式な結末へ向けて進行し、アニメは第2期が展開中となります。
検索候補に「クレバテス 打ち切り」と表示されても、それはユーザーが検索した言葉の傾向を示すものです。作者や編集部から渡された退職届ではありません。
ここからは、原作・新装版・アニメを混ぜずに見ていきましょう。
原作漫画『クレバテス』は打ち切りになった?
原作漫画については、打ち切りや連載終了を知らせる公式発表は確認されていません。
作者は岩原裕二先生です。『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』は、2020年8月12日にLINEマンガで連載を開始しました。
LINEマンガ公式作品ページでは、2026年8月4日時点の更新ステータスが「毎週水曜更新」と表示されています。
原作漫画の確認結果
- 公式終了告知: 確認されていない
- 連載媒体: LINEマンガ
- 作者: 岩原裕二
- 更新表示: 毎週水曜更新
- 連載開始日: 2020年8月12日
- 未確定事項: 最終回の公開日、残り話数
なお、2025年6月4日までは隔週連載でしたが、LINE Digital Frontierの公式発表により、同日から毎週水曜日の更新へ変更されました。
アニメ公式サイトの一部ページには「隔週水曜日連載中」という古い表記が残っています。しかし、連載元であるLINEマンガの作品ページと、2025年6月4日の運営会社発表では毎週更新と案内されています。
媒体によって表示が食い違う場合は、実際に連載を配信しているサービスの最新表示を優先するのが妥当でしょう。
LINEマンガの「全195話」は物語上の195エピソードではない
LINEマンガ公式作品ページでは、2026年8月4日の確認時点で「全195話を見る」と表示されています。
ただし、この195という数字は、単行本や作者が定義する物語上の話数と単純には一致しません。
LINEマンガ版では、一つのエピソードが「①」「②」のように複数の配信枠へ分割される場合があります。たとえば冒頭も「魔獣の王①」「魔獣の王②」という形で掲載されています。
そのため、全195話とはLINEマンガ上に並ぶ配信項目数として捉えるのが安全です。通常話、分割話、先読み公開分の反映状況によって数字は変動する可能性があります。
以前の確認時点では192話と表示されていましたが、更新に伴って195話へ増えています。この増加自体も、少なくとも配信が停止したままではないことを示す材料になります。
ただし、表示件数が増えたことだけで「作者の当初構想どおりに連載されている」とまでは断定できません。そこは作者や編集部による説明がない限り、外部からは分からない部分です。
新装版コミックスは刊行終了した?
新装版コミックスにも、刊行終了や発売中止を知らせる公式告知は確認されていません。
KADOKAWAのMFコミックス アライブ+シリーズから刊行され、2026年7月28日に新装版第13巻が発売されました。
連載のように毎週動く企画ではないため、「現在も更新中」と表現するより、直近まで刊行が継続していると書くほうが正確です。
新装版コミックスの確認結果
- 公式終了告知: 確認されていない
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: MFコミックス アライブ+
- 直近の刊行: 第13巻
- 第13巻発売日: 2026年7月28日
- 判型・ページ数: B6判・196ページ
- 未確定事項: 最終巻の巻数、次巻発売日
第13巻の発売日、判型、ページ数は、KADOKAWA公式商品ページで2026年8月4日に確認できる情報です。
価格や在庫は変動するため、購入時の最新状況は販売元で確認する必要があります。
旧版と新装版の関係は?
『クレバテス』は2020年8月12日の連載開始と同日に、最初の単行本第1巻も発売されました。
その後、テレビアニメ化の発表に合わせる形で、KADOKAWAから新装版が刊行されています。新装版第1巻と第2巻は2024年7月5日に同時発売され、第3巻は同年8月28日、第4巻は9月28日に続きました。
つまり、2024年に物語が最初から描き直されたわけではありません。
既存の原作漫画を、新たな版として紙のコミックスにまとめ直したものが新装版です。LINEマンガでの連載と、KADOKAWAによる新装版刊行は、同じ作品を扱いながら別のスケジュールで進んでいます。
この構造は、打ち切り説が生まれやすいポイントでもあります。
紙の本だけを追っている読者は、次巻が店頭で見つからないと「終わったのでは」と感じることがあります。一方、電子連載だけを読んでいる人は、新装版が何巻まで出たのか把握していないこともあります。
同じ作品なのに情報確認の窓口が二つあるわけです。会社員的にいえば、進捗表が別々の共有フォルダに保存されている状態。どちらか一方だけ開くと、プロジェクトが消滅したように見えちゃうんですよね。
『クレバテス』の最終章は第何巻から?
『クレバテス』の原作は、新装版第12巻から最終章へ突入しています。
第13巻からではありません。
KADOKAWA公式商品ページでは、2026年4月28日発売の第12巻について最終章へ入ることが案内されています。第12巻はB6判・196ページです。
続く第13巻は2026年7月28日に発売され、商品紹介にも「最終章突入」と記載されています。しかし、時系列上の開始地点は第12巻です。
- 2026年1月28日: 新装版第11巻発売
- 2026年4月28日: 新装版第12巻発売、最終章突入
- 2026年7月28日: 新装版第13巻発売、最終章が継続
この順番は、打ち切り説を検証するうえで重要です。
「第13巻でいきなり最終章へ入った」と誤解すると、急に物語を畳み始めたように見えるかもしれません。実際には、第12巻から始まった最終章が、少なくとも第13巻まで続いています。
最終章突入は打ち切りの証拠になる?
最終章に入ったことだけでは、打ち切りの証拠になりません。
最終章は、物語が最後の大きな局面へ進んだことを示します。打ち切りは一般に、外部事情などによって予定より早く終了したり、構想を短縮したりしたと判断できる場合に使われます。
両者は意味が違います。
もちろん、作者が当初どの程度の長さを想定していたのかは公表されていません。そのため、「完全に予定どおりの円満完結である」と断定することもできません。
現時点で確認できるのは、次の事実です。
- 第12巻で最終章突入が案内された
- 第13巻が約3カ月後に発売された
- LINEマンガでは毎週水曜更新と表示されている
- 連載終了日や最終巻は発表されていない
- 作者や編集部による打ち切り説明は確認されていない
したがって、「完結へ近づいている」は正しくても、「打ち切りが決まった」は根拠不足です。
終着駅へ向かう列車と、途中で運転を取りやめた列車は別物。ファンの寂しさは同じでも、運行情報は冷静に読み分けたいところです。
アニメ『クレバテス』は第1期で打ち切りになった?
テレビアニメについても、第1期で打ち切られたとは判断できません。
第1期『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』は、2025年7月から全12話を放送しました。
その後、第2期『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』が制作され、2026年7月8日から放送されています。
テレビアニメの確認結果
- 制作中止告知: 確認されていない
- 第1期: 2025年7月放送開始、全12話
- 第2期: 2026年7月8日放送開始
- 放送規模: 全国27局
- 主な放送局: TOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、BS日テレなど
- 未確定事項: 第3期の有無、原作最終回までのアニメ化
全国27局という数字は、テレビアニメ公式サイトの「ON AIR」ページに掲載された放送局一覧を、2026年8月4日に確認したものです。
TOKYO MXでは、2026年7月8日から毎週水曜22時30分に放送されています。放送日時は変更される場合があるため、視聴時には各局の最新番組表を確認してください。
第2期でも監督は田口清隆さん、シリーズ構成は小柳啓伍さん、キャラクターデザイン・総作画監督は佐古宗一郎さん、アニメーション制作はLay-duceが担当しています。
第2期放送は何を証明するのか?
第2期の放送は、アニメが第1期で終了したという説への強い反証になります。
少なくとも、「第1期全12話でアニメ企画そのものが打ち切られた」という説明とは両立しません。続編が実際に制作され、放送されているからです。
ただし、第2期があることは、次の事項までは証明しません。
- 原作漫画が作者の当初構想どおり進んでいること
- 新装版が予定された全巻を刊行できること
- アニメ第3期が制作されること
- 原作最終回までアニメ化されること
原作とアニメは関係の深い企画ですが、打ち切り判定は別々に行う必要があります。
「アニメ第2期があるから原作も円満完結確定」と考えるのは、営業部の受注好調を見て経理部の決算まで黒字確定にするようなもの。関連はあっても、同じ数字ではないんですよね。

なぜ『クレバテス』に打ち切り説が出たのか?
打ち切り説が広がった具体的な原因について、作者、LINEマンガ、KADOKAWA、アニメ製作委員会から公式説明は出ていません。
検索候補がいつから増え、どの出来事がきっかけだったのかを示す公開データも確認できません。
そのため、ここからは事実ではなく、作品の情報構造から考えられる仮説です。
原因1:電子連載と紙の新装版が別々に動いている
原作の最新状況はLINEマンガ、新装版の発売状況はKADOKAWAで確認する必要があります。
片方しか見ない読者には、更新や刊行が止まったように見える可能性があります。特に旧版と新装版が存在するため、「何巻まで出ているのか」「どれが現在の版なのか」が初見では分かりにくい作品です。
原因2:「最終章突入」が打ち切りと混同された
第12巻の商品紹介にある「最終章突入」という言葉から、連載終了や急な短縮を連想した人がいた可能性があります。
しかし、最終章は第13巻へ続いており、LINEマンガの更新表示も維持されています。現時点の公式情報だけでは、強制的に終了させられたとは判断できません。
原因3:アニメ第1期が全12話で終わった
原作の物語が続いている作品では、テレビアニメが1クールで終わると「続きが作られないのでは」と心配されがちです。
ただし、『クレバテス』では第2期が2026年7月に始まっています。現在振り返れば、第1期全12話という話数だけを根拠に打ち切りと呼ぶことはできません。
なお、第1期が最初から分割構成として計画されていたのか、第1期放送後に第2期が正式決定したのか、その詳細な意思決定過程は公表されていません。
分からない部分を「きっと最初から2期予定だった」と物語で埋めないことも、打ち切り検証では大切です。
5つの判定軸で『クレバテス』打ち切り説を検証
筆者は作品の打ち切りを調べる際、検索候補や匿名の推測ではなく、次の5項目を優先しています。
判定軸 『クレバテス』の状況 判定
公式の終了・中止告知 原作・新装版・アニメとも確認できず 非該当
長期間の更新停止 LINEマンガで毎週水曜更新と表示 非該当
刊行予定の中止 第13巻が2026年7月28日に発売 確認できず
予定話数の削減 公式説明なし 不明
作者・編集部の打ち切り説明 確認できず 非該当
この判定では、『クレバテス』を打ち切り作品と断定する根拠は不足しています。
重要なのは、「不明」と「打ち切り」を同じ意味にしないことです。
予定話数が公表されていなければ、削減されたかどうかは分かりません。しかし、分からないからといって、削減されたことにはなりません。
逆に、今後公式から連載終了日が告知されたとしても、それだけで打ち切りとは限りません。最終章を経て予定された結末を迎えるなら、通常は完結として整理されます。
筆者の考察:いま注目すべきは打ち切りより完結方法
個人的には、『クレバテス』は打ち切りを疑い続ける段階ではなく、最終章をどの程度の長さで描き、どの謎を回収して完結するかを見る段階に入ったと考えています。
第12巻から最終章が始まり、第13巻が刊行され、電子連載も続いています。少なくとも、更新停止のまま消息が分からなくなった作品とは状況が異なります。
一方で、最終章が何巻続くのか、ルナや勇者伝承をめぐる物語がどこまで描かれるのかは未発表です。
アニメについても第2期放送は明るい材料ですが、第3期や完結編まで約束されたわけではありません。今後の判断材料になるのは、第2期終了後の続編告知、原作の進行、次巻情報です。
期待はしていい。でも、未発表の第3期を脳内会議だけで制作承認しない。続編待ちファンとしては、この絶妙なブレーキ操作が必要なんですよね。
まとめ:『クレバテス』に打ち切り発表はない
『クレバテス』が打ち切られたという公式発表は、2026年8月4日時点で確認されていません。
原作漫画は岩原裕二先生によるLINEマンガ作品で、公式作品ページには毎週水曜更新と表示されています。ページ上の「全195話」は分割された配信枠を含む表示件数であり、物語上の195エピソードと同義ではありません。
新装版コミックスはKADOKAWAから刊行され、2026年7月28日に第13巻が発売されました。最終章への突入が案内されたのは、第13巻ではなく2026年4月28日発売の第12巻です。
テレビアニメは第1期全12話の後、第2期『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』が2026年7月8日から全国27局で放送されています。これはアニメ第1期打ち切り説への強い反証ですが、原作の円満完結や第3期まで保証するものではありません。
媒体ごとの判定を一言でまとめると、次のようになります。
- 原作: 連載中で終了告知なし
- 新装版: 第13巻まで刊行、刊行終了告知なし
- アニメ: 第2期放送中、制作中止告知なし
- 原作の結末: 最終章進行中だが完結日は未発表
- アニメの続き: 第3期は未発表
検索候補の「打ち切り」は不安の存在を示しても、打ち切りの事実までは証明しません。
公式情報を基準に見る限り、魔獣王クレバテスはまだ退場していません。原作は最終章を進み、アニメは第2期という新たな戦場へ踏み込んでいます。
よくある質問
『クレバテス』の原作漫画は打ち切りですか?
打ち切りや連載終了を知らせる公式発表は確認されていません。
2026年8月4日時点で、LINEマンガ公式作品ページには毎週水曜更新と表示されています。
『クレバテス』の最終章は第何巻からですか?
新装版第12巻からです。
KADOKAWA公式商品ページでは、2026年4月28日発売の第12巻で最終章への突入が案内されています。第13巻はその続きです。
アニメ『クレバテス』は第1期で終了しましたか?
第1期だけでは終了していません。
第2期『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』が、2026年7月8日からTOKYO MXなど全国27局で放送されています。ただし、第3期は2026年8月4日時点で未発表です。
執筆:日暮ツムギ(週末アニメウォッチャー兼・現役会社員ライター)

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