アクション漫画・アニメとして人気を集めた『ヨルムンガンド』ですが、ネット上では「打ち切りだったのでは?」という声がたびたび上がります。
特に、アニメ最終回や漫画のラストに対して「続きが気になる」「終わり方が不自然」という感想が広がり、打ち切りの理由を探す人も少なくありません。
この記事では、これらの噂の真相と完結までの経緯、ファンの反応まで詳しく解説していきます。
- 『ヨルムンガンド』が打ち切りと誤解された理由
- アニメと原作漫画それぞれの終わり方の違い
- 続編やスピンオフの可能性とファンの反応
『ヨルムンガンド』は打ち切りではない!漫画もアニメも完結済み
状態もそこまで悪くなさそうでなんと600円…ヨルムンガンドめっちゃ読みたかったから最高 pic.twitter.com/QBRIJuSHUY
— WaquL (@VVAQUL) November 3, 2023
『ヨルムンガンド』は、アクション要素と思想性を兼ね備えた作品として、漫画・アニメともに一定の評価と人気を得てきました。
ネットでは「打ち切りだったのでは?」という意見も見受けられますが、実際には原作漫画もアニメも明確な区切りで完結しており、未完ではありません。
結末がやや抽象的だったため誤解されることもありますが、これはあくまで演出意図によるもので、制作上の都合による中断ではありません。
連載漫画は全11巻で完結、打ち切りではない明確な終幕
原作漫画『ヨルムンガンド』は、2006年から2012年にかけて「月刊サンデージェネックス」で連載され、全11巻という形で完結を迎えています。
作品の途中で不自然に終了したわけではなく、作者・高橋慶太郎が構築したストーリーラインに沿って、しっかりと物語の締めくくりまで描かれています。
最終話では、物語の軸となる「ヨルムンガンド計画」が発動され、それをもって一つの結末として幕が引かれる構成です。
その後の世界については読者に委ねられており、「あえて描かない」余白の美学が取り入れられています。
アニメも原作に忠実に完結、続きが描かれなかった理由とは?
アニメ版『ヨルムンガンド』は、2012年に2期構成(全24話)で放送され、原作のエンディングまでしっかりと描き切られました。
アニメオリジナルの展開や中途半端な終わり方はなく、原作に沿って制作された構成になっています。
ただし、最終回で描かれるのは「計画発動まで」の部分であり、その後の展開が描かれないまま終わる演出となっています。
この“余白を残した終わり方”が、一部の視聴者にとっては「未完」あるいは「打ち切りっぽい」と映った可能性があります。
しかし実際には、制作側の意図による完結であり、続きが存在しないのは物語の構造上、意図された結果なのです。
『ヨルムンガンド』打ち切りの噂が広まった理由3選
#ヨルムンガンド
見終わりましたー!
2クールでめちゃくちゃ見やすいし最後気になる終わり方するね〜、、、
ココが武器商人として生きる理由、ヨルムンガンド計画とは、、、全てが上手くまとめられていた名作でした!
1期から2期で推しはバルメからキャスパーに変わりました() pic.twitter.com/iM9ZiZBeAO— いん (@vQsB0f3z0Y15988) January 13, 2025
『ヨルムンガンド』は物語としては明確に完結しているものの、視聴者や読者の一部からは「本当に終わったの?」「途中で止められた感じがする」といった声が上がっています。
その背景には、意図的に余韻を残す演出や、描かれなかった部分に対する想像の余地が大きく関係しています。
ここでは、なぜ『ヨルムンガンド』が“打ち切りっぽい”と誤解されてしまったのか、主な3つの理由に絞って考察します。
ラストに“余白”を残す演出が誤解を招いた
物語の終盤で主人公ココが「ヨルムンガンド計画」を発動する瞬間が描かれ、そこから物語は静かに幕を閉じます。
この“計画開始”という地点で物語を終わらせた演出は、ある意味で視聴者の想像力に委ねる意図が込められていました。
一方で、明確なビジュアル的変化やエピローグが存在しないため、ストーリーの途中でカットされたような印象を与えてしまった側面もあります。
このあえて「描かない美学」が、一部の視聴者には「完結していない=打ち切りなのでは?」という疑念につながったのです。
ヨルムンガンド計画の結果が描かれなかった
本作の核ともいえる“ヨルムンガンド計画”は、人工衛星システムを用いて世界中の武器の無効化を試みるという極めて衝撃的な構想です。
しかし、物語ではその計画が始まったことは明示されるものの、実際に世界がどう変化したのか、社会や人々にどんな影響が出たのかについてはほとんど描かれていません。
この「結果が見えない」状態が、物語の締めくくりとして物足りなさを感じさせ、“途中で終わった感”を生み出してしまった原因の一つと考えられます。

作品の哲学性を強調するための手法とも言えますが、読者の多くが“その先”を見たかったのも事実です。
続編やエピローグが一切ないことで印象が強まった
完結から10年以上が経過した現在に至るまで、『ヨルムンガンド』には続編、スピンオフ、追加エピソードといった展開は一切ありません。
アニメ版も原作最終話を丁寧に再現した形で終わっており、映像化された続きや補足的な描写は用意されていません。
特に、登場人物たちがその後どんな道を歩んだのか、ヨナとココの関係がどう変化したのかなど、感情の余韻に関わる部分が語られないまま終わっているため、作品に余白が多く残っている印象を受けます。
これが“物語が途中で止まった”という受け取り方につながり、「打ち切りだったのでは」と考える人を生む原因になったといえるでしょう。
『ヨルムンガンド』のアニメと漫画で異なる打ち切り印象の違い
好きな漫画「ヨルムンガンド」の中で、特に好きなキャラ「ココ」を描いてみました。
ココのかっこ可愛い感じが大好きです。#イラスト #お絵描き pic.twitter.com/f7jYWYkjqJ— 佐合 こう (@history20240) March 29, 2025
『ヨルムンガンド』は、アニメと漫画でほぼ同じストーリー展開をたどっていますが、作品の“終わり方”に対する受け取られ方には微妙な違いがあります。
特に、アニメを先に観た人ほど「これで終わり?」と疑問を感じやすく、一方で漫画から入った読者の多くは「計算された完結」と捉える傾向にあります。
これは媒体ごとの表現方法の違いが大きく影響しており、それが「打ち切りだったのかも?」という印象の差につながっているのです。
アニメの最終回はヨルムンガンド計画の発動で終わる
アニメ版『ヨルムンガンド』は全24話構成で、原作のラストまで忠実に映像化されています。
最終話では、主人公ココがついに自らの計画「ヨルムンガンド」を発動するシーンが描かれ、物語はそこで静かに終了します。
ただ、その後の世界がどう変化したのか、キャラクターたちがどう生きたのかといった“未来”は一切描かれません。
この幕引きは非常に象徴的で印象的ではあるものの、視聴者によっては「続きを見せてくれないの?」というフラストレーションを抱きやすい構成でした。
動きと音が重視されるアニメにおいて、説明の少ないラストは一層“唐突感”を強め、「打ち切り感」に繋がったのかもしれません。
漫画版はキャラ描写が丁寧で打ち切り感が薄い
一方、原作漫画では全11巻にわたり、キャラクター一人ひとりの背景や葛藤、関係性が丁寧に掘り下げられています。
ココの思想やヨナの成長、仲間たちとの絆の積み重ねが明確に描かれており、物語の締めくくりとして読者が“納得できる心の流れ”が形成されています。
ヨルムンガンド計画の本質や、それを実行するに至った理由もテキスト量でじっくり伝えられるため、終わり方に対する理解が深まりやすい構成です。
その結果、たとえ未来が描かれなかったとしても「これはこれで一つの答えなのだ」と読者が受け止めやすく、打ち切りとは異なる“静かな完結”として受け入れられているのです。
このように、アニメと漫画では同じストーリーであっても、情報量や表現方法の違いによって、終わり方に対する印象が大きく変わるという好例となっています。
『ヨルムンガンド』作者の傾向が“打ち切り説”を助長?
デストロ246
紅雪&伊万里 複製原画
最後の第四弾到着!! pic.twitter.com/hlhdsmyenc— 工兵 (@akuserareta1665) February 11, 2025
が完結済みであるにも関わらず、「打ち切りだったのでは?」と疑われる背景には、作者・高橋慶太郎の作品に共通する“ある特徴”も関係しています。
彼の作風は、読者に解釈の余地を残す“含みのある終わり方”を好む傾向があり、それが「説明不足」や「途中で止まったように見える」と受け取られやすいのです。
特に次回作『デストロ246』における最終話の展開が、その印象を強める一因となっています。
次作『デストロ246』も“未完感”のある終わり方だった
『ヨルムンガンド』の次に連載された『デストロ246』もまた、物語の幕引き方に対して「未完っぽい」という声が多数上がった作品です。
アクションとスタイリッシュなキャラクターが魅力である一方、最終話では主要キャラのその後や、張られていた伏線が明確に回収されないまま物語が終わります。
この結末に対し、一部の読者からは「ちゃんと終わった気がしない」「急に畳んだ印象を受けた」といった感想が見られ、打ち切りを疑う声も散見されました。
しかし、実際には明言された打ち切りの事実はなく、あくまで作者独自の“余白を残す完結スタイル”の延長線上にあると見るのが自然です。
作風として「余韻重視」なために誤解されやすい
高橋慶太郎の作品全体に共通するのは、「すべてを語り切らず、読者の想像に託す」というスタンスです。
登場人物の行動の余韻や、その後の世界を描写で明示するのではなく、雰囲気や間で伝えようとする表現方法は、映画的ともいえる手法です。
この“語らない美学”が読者の心に引っかかりを残す反面、「物語の途中で終わったように感じる」という誤解を生む温床にもなっているのです。
実際、『ヨルムンガンド』でも「ヨナたちはどうなったのか?」「世界は本当に平和になったのか?」といった余地を残したまま完結しており、そこに物足りなさを感じた層が“打ち切り”と結びつけてしまった可能性は否定できません。



つまり、高橋慶太郎という作家のスタイル自体が、作品の完結に対する受け取り方を大きく左右しているのです。
ストーリーの余白に意味を持たせる作風は、深く味わえば味わうほど魅力的である一方、明確な終わりを求める読者には“未完感”を与えてしまうというジレンマをはらんでいます。
『ヨルムンガンド』ファンの反応と考察
褐色ショタつったらヨルムンガンドのヨナたんだるぉおお!?? pic.twitter.com/g31CrfwMTt
— もふもふ@IRIAM立ち絵ママ (@koneko_to_koinu) November 13, 2024
『ヨルムンガンド』が明確に完結した作品であるにもかかわらず、「打ち切りだったのでは?」という声がネットを中心に繰り返し取り沙汰されてきました。
この“打ち切り説”が広まった背景には、作品の演出だけでなく、ファン側の期待や欲求が大きく影響しています。
本作が放つ独特の余韻と余白は、深く考察したくなる一方で、スッキリしないという感覚も残しやすく、それが“中途半端に終わった”という誤解につながっているのです。
ネット上での「消化不良」感想が多かった背景
アニメ第2期の最終回放送後、SNSや掲示板では「え、これで終わり?」「ヨルムンガンド計画の結果は?」「ヨナの決意の先が見たい」といった戸惑いの声が続出しました。
物語としては一応の結末を迎えているにもかかわらず、「結論を読者に預ける形」のラストが、視聴者に“説明不足”や“余韻過多”という印象を与えたのは事実です。
特にリアルタイムで追っていた視聴者は、週ごとの盛り上がりの流れで最終回を迎えた分、「もっと展開があると思ってたのに…」という感覚が強く、消化不良の印象を抱きやすかったと考えられます。
また、本作が銃撃戦やミリタリー要素を持ち味としながらも、思想的・抽象的なメッセージで締められたことも、一般的なアクション作品を期待していた層にはギャップとなったようです。
続編・3期を求める声の多さが“未完”の印象を強めた
『ヨルムンガンド』はストーリー自体は完結していますが、熱心なファンたちの間では長年にわたり「続きが見たい」という希望が語られ続けています。
「第3期が来るのでは?」という噂や、ファンアート・二次創作でその後の世界を想像する活動も多く、作品が終了して10年以上経った今でも熱量は冷めていません。
ただ皮肉なことに、この“続編への期待の高さ”がかえって「終わり方に物足りなさがある=打ち切りっぽい」という印象を定着させる一因になっているとも言えます。
期待され続けているという事実は、裏を返せば「まだ語られていないことが多い」と多くの人が感じているという証でもあり、だからこそ“未完”というレッテルが貼られやすいのです。
つまり、『ヨルムンガンド』の打ち切り説は作品の構造的な問題というより、視聴者の高い関心と「もっと見たい」という熱意から生まれた一種の“錯覚”とも言えるのかもしれません。
『ヨルムンガンド』はどこから読む・見るべき?漫画とアニメの楽しみ方
サバゲーやりたいって言ったら、お父さんに見とけって言われたアニメがある
ヨルムンガンドってアニメ
今から見るよ! pic.twitter.com/AETXWPMs3T— みNaと9さい(湊パパ管理) (@minato0905ganon) January 6, 2025
『ヨルムンガンド』を初めて体験する方、あるいは改めて深く味わい直したいという方にとって、どこから手を付けるべきかは悩ましいポイントかもしれません。
原作漫画とアニメ版の両方が高品質で完成されており、それぞれ異なる魅力を持っています。
ここでは、原作とアニメそれぞれの入り口と楽しみ方、そして“どちらから見るべきか”という視点について解説します。
アニメは全24話完結!AmazonやU-NEXTで視聴可能
原作に忠実に作られており、緻密な銃撃戦、登場人物の張り詰めた駆け引き、そしてココ・ヘクマティアルの狂気と理想が音と映像によって鮮烈に描かれています。
視覚と聴覚を通して作品のテンションを感じられるため、スピード感や戦闘シーンの迫力を重視する方にはアニメ視聴から入るのがおすすめです。
現在ではAmazonプライムビデオ、U-NEXT、dアニメストアなど複数の配信サービスで視聴可能で、手軽に一気見しやすいのも大きな魅力です。
漫画は1巻から読み直すとアニメ未収録の深掘り描写も楽しめる
一方、原作漫画(全11巻)は、アニメよりも情報量が豊富で、キャラクターの心理描写や世界観の構造に深く踏み込んでいます。
アニメでは尺の都合で省略されたシーンや内面的な葛藤の描写、敵キャラ側の視点なども丁寧に描かれているため、物語の厚みをより実感できます。



特に、ココとヨナの思想の違いが交錯するシーンは、文字で読むことでその余韻がさらに深く響く印象があります。
アニメ視聴後に漫画を1巻から読み返すことで、「あのシーンにはこんな意味があったのか」と再発見があり、作品全体への理解が格段に深まります。
アクション重視ならアニメ、人物の掘り下げを楽しみたいなら漫画、どちらも補完し合う構成になっているので、時間に余裕がある方は“アニメ→漫画”の順で楽しむのがおすすめです。
ヨルムンガンド打ち切り理由とアニメ・漫画の完結状況まとめ
ヨルムンガンド最高
ココも含めてキャラが全員素晴らしい pic.twitter.com/h3lhcUt2Bo— ごっさむ (@intense_cold922) October 11, 2023
『ヨルムンガンド』は、その終わり方の特異性から「打ち切りだったのでは?」という誤解を招きがちな作品ですが、実際には原作漫画・アニメともにしっかりと完結しています。
誤解の背景には、演出面での“余韻を重視する作風”や、続編がないことによる想像の余白が大きく関係していることがわかりました。
ここでは改めて、作品の真実を整理しつつ、今後の展望についても触れていきます。
実際は打ち切りではなく、演出による“誤解”だった
原作漫画『ヨルムンガンド』は全11巻で物語を完結させており、アニメ版も2期(全24話)でその内容を忠実に再現しています。
ラストが“未完”に感じられたのは、ヨルムンガンド計画の結果や世界の変化をあえて描かず、視聴者・読者の解釈に委ねた構成だったからです。
特にアニメでは視覚的な「その後」の描写がカットされたことで、区切りの明確さが薄れ、「打ち切りでは?」という印象を強める結果となりました。
しかし、それは決して制作上の都合ではなく、作品全体のテーマ性と合致した意図的な演出だったことが、各種考察や作者の作風から読み取れます。
今後のスピンオフや続編の可能性にも引き続き注目
2025年現在、『ヨルムンガンド』に関する正式なスピンオフや続編の情報は発表されていません。
とはいえ、アニメの続編を望む声や、キャラクターたちの“その後”を描いてほしいという要望は今も根強く残っています。



近年では、過去の人気作品が再評価される流れもあり、原作の魅力が再び注目を集めることで、新たな展開が生まれる可能性もゼロではありません。
特に、ヨナやココの思想の変化や、ヨルムンガンド計画の「その後の世界」を描くエピソードが補完されれば、ファンにとっては大きなサプライズとなるでしょう。
“未完に見えて、実は完結している”――この構造こそが『ヨルムンガンド』の奥深さであり、長年にわたって語り継がれる理由なのかもしれません。
- ヨルムンガンドは全11巻で完結したガンアクション漫画
- アニメも全24話で原作通りに完結している
- 「打ち切り」と誤解されたのは演出による余韻の影響
- ヨルムンガンド計画の“その後”が描かれなかった点が要因
- アニメより漫画のほうがキャラ描写が丁寧で納得感がある
- 次作『デストロ246』も未完印象があり、誤解に拍車
- SNSでは「もっと見たい」という声が打ち切り説を加速
- アニメはU-NEXTやAmazonで配信中、原作は全巻購入可能
- 今後のスピンオフや続編の展開にも期待が寄せられている
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