2026年8月4日時点で、『鬼の花嫁』の打ち切りを示す公式発表はありません。小説は関連作を含め12冊、漫画は単行本10巻・話売り版53巻まで確認できます。
ただし、小説の次巻と漫画の次回掲載日は未発表です。
この記事では、スターツ出版、ノベマ!、野いちご・noicomi、テレビアニメ公式サイトなどが公開している情報を基に、「シリーズ終了」と「次回未発表」を分けて検証します。
『鬼の花嫁』は打ち切り?2026年8月4日時点の結論
結論からいうと、『鬼の花嫁』が打ち切られたと判断できる公式情報は確認できません。
現在の状況を媒体別に整理すると、次のとおりです。
分野 2026年8月4日時点の状況
原作小説 本編5冊、新婚編5冊、短編集、エピソード0の計12冊
小説の最新刊 2026年3月27日発売の『鬼の花嫁 エピソード0~それぞれの追憶~』
時系列上の最新長編 2025年12月28日発売の『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』
漫画単行本 2026年7月10日に通常版・特装版10巻発売
漫画の最新掲載 2026年7月10日配信の『noicomi』Vol.171
話売り版 53巻まで配信を確認
次回掲載 公式な掲載号・配信日は未発表
シリーズ累計 2026年7月公開の特設ページで750万部突破と案内
実写映画 2026年3月27日公開
テレビアニメ 2026年7月4日24時30分から放送開始
スターツ出版系のノベマ!特設ページでは、2026年7月時点の情報としてシリーズ累計750万部突破が案内されています。漫画10巻や公式ファンブックの展開も掲載されており、作品ブランド全体が終了した状態とは一致しません。
一方で、映像化や新刊発売があるからといって、小説の次巻や漫画の次回掲載まで自動的に決まるわけではありません。
シリーズ全体は展開中。しかし、各媒体の次回予定には未発表部分がある。
この二つを分けることが、『鬼の花嫁』打ち切り説を正しく理解するポイントです。
部署ごとに進捗が違うだけなのに、ひとつのセルが空欄だから会社ごと消滅したことにしてはいけません。表計算ソフトでも、そこまで豪快な判定はしないですよね。
『鬼の花嫁』打ち切り説が出た理由とは?
『鬼の花嫁』に打ち切り説が出た一因として、小説の刊行間隔、本編から新婚編への移行、漫画の不定期な掲載状況が分かりにくいことが挙げられます。
ただし、打ち切り説が広がった経路について、出版社や作者が公式に説明した事実はありません。
そのため、「これが最大の原因だ」と断定するのではなく、読者が打ち切りを疑いやすい要素として整理します。
小説の新刊が約1年7か月空いた
原作小説は、クレハさんによる和風恋愛ファンタジーです。
2020年にスターツ出版文庫から書籍化され、本編は第5巻『未来へと続く誓い』で大きな節目を迎えました。
その後は、東雲柚子と鬼龍院玲夜の結婚後を描く『鬼の花嫁 新婚編』へ移行しています。
新婚編第4巻は2024年5月24日に発売されましたが、続く新婚編第5巻の発売は2025年12月28日でした。
約1年7か月の空白があったため、その間に古い刊行情報だけを見た読者が「新婚編第4巻で止まったのでは」と不安になった可能性はあります。
しかし、実際には空白期間の後も次の関連書籍が刊行されました。
- 2025年3月28日:『鬼の花嫁 短編集~子鬼や皆の幸せな日常~』
- 2025年12月28日:『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』
- 2026年3月27日:『鬼の花嫁 エピソード0~それぞれの追憶~』
したがって、「小説は2024年5月で終了した」という説明は、2026年8月時点では古い情報です。
刊行間隔が空いたことと、刊行終了が発表されたことは同じではありません。新刊待ちの1年半はファンにとって体感5年くらいありますが、カレンダーまで悲観モードに書き換えないようにしましょう。
本編の区切りがシリーズ完結と混同された
最初の本編は全5巻で一区切りを迎えました。
ただし、その後には『新婚編』が始まり、第5巻まで刊行されています。
つまり、『鬼の花嫁』には次の二つの意味での「区切り」があります。
- 最初の本編が第5巻で節目を迎えた
- 作品世界は新婚編として継続した
物語の一区切りを「打ち切り」と呼ぶのは正確ではありません。
一般に打ち切りとは、予定されていた展開を十分に描けないまま、連載や刊行が早期終了した場合などに使われる言葉です。
『鬼の花嫁』では、本編終了後に新婚編5冊、短編集、過去を描くエピソード0まで展開されています。
急にシャッターを下ろした書店というより、本館の隣に新婚編館と追憶館が増築された状態です。少なくとも「突然すべて終わった」という形ではありません。
漫画の掲載が毎号ではない
漫画版は、原作をクレハさん、作画を富樫じゅんさんが担当し、電子コミック誌『noicomi』で掲載されています。
2026年7月10日配信の『noicomi』Vol.171には、『鬼の花嫁』の最新話が掲載されました。公式の紹介文でも、テレビアニメ放送中の作品として最新話掲載が明記されています。
一方、7月24日配信のVol.172の収録作品一覧には、『鬼の花嫁』が含まれていません。
この1号分の非掲載が、「連載が終わったのでは」と感じさせる材料になった可能性はあります。
ただし、Vol.172に掲載されなかった理由は公式に説明されていません。
休載、掲載間隔の調整、制作上の都合など複数の可能性は考えられますが、どれも確認済みの事実ではありません。現状では、Vol.171が最新掲載で、次回掲載日は未発表と表現するのが最も正確です。
『鬼の花嫁』小説版は何冊?最新刊と次巻の状況
小説版『鬼の花嫁』は、2026年8月4日時点で関連作を含めて12冊あります。
本編、新婚編、短編集、エピソード0を分けると、現在地が分かりやすくなります。
本編は全5冊
最初のシリーズは、次の5冊です。
1. 『鬼の花嫁~運命の出逢い~』
2. 『鬼の花嫁二~波乱のかくりよ学園~』
3. 『鬼の花嫁三~龍に護られし娘~』
4. 『鬼の花嫁四~前世から繋がる縁~』
5. 『鬼の花嫁五~未来へと続く誓い~』
家族から冷遇されてきた東雲柚子が、あやかしの頂点に立つ鬼・鬼龍院玲夜に見いだされ、「花嫁」として新しい人生を歩み始める物語です。
第5巻で二人の関係に大きな節目が描かれますが、作品はそこで終了せず、新婚編へ続きました。
新婚編も第5巻まで発売
結婚後の物語を描く新婚編は、次の5冊です。
1. 『鬼の花嫁 新婚編一~新たな出会い~』
2. 『鬼の花嫁 新婚編二~強まる神子の力~』
3. 『鬼の花嫁 新婚編三~消えたあやかしの本能~』
4. 『鬼の花嫁 新婚編四~もうひとりの鬼~』
5. 『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』
新婚編第5巻では、天狗のあやかし・烏羽家が物語に関わり、柚子を自らの花嫁だと主張する存在が登場します。
玲夜との結婚後を描く続編が正式に第5巻まで刊行されているため、「本編5巻で打ち切りになった」という見方は成立しません。
短編集とエピソード0を加えると12冊
本編と新婚編のほか、次の2冊があります。
- 『鬼の花嫁 短編集~子鬼や皆の幸せな日常~』
- 『鬼の花嫁 エピソード0~それぞれの追憶~』
このため、冊数は次のように数えられます。
- 本編:5冊
- 新婚編:5冊
- 短編集:1冊
- エピソード0:1冊
- 合計:12冊
ただし、「小説は何巻まで?」という質問に対して、関連書籍をすべて巻数として並べると少し分かりにくくなります。
正確には、時系列上の長編は新婚編第5巻まで、最新の関連小説はエピソード0です。
『エピソード0』は登場人物たちの過去を描く作品であり、新婚編第6巻ではありません。
新婚編第6巻は発売される?
2026年8月4日時点で、『鬼の花嫁 新婚編六』の発売日は発表されていません。
一方、スターツ出版や作品特設ページから、「新婚編第5巻をもって刊行終了」「シリーズ打ち切り」とする告知も確認できません。
したがって、小説版の現状は次のように表現できます。
新婚編第5巻まで刊行済み。関連最新刊はエピソード0。時系列を先へ進める次巻は未発表。
次巻が未発表である以上、「必ず第6巻が出る」とは断定できません。
しかし、未発表をそのまま打ち切り決定へ変換するのも早計です。ファンの期待も不安も、公式発表の代理人にはなれませんからね。
『鬼の花嫁』漫画版は打ち切り?Vol.171と10巻を確認
漫画版についても、2026年8月4日時点で連載終了や打ち切りを伝える公式告知は確認できません。
最新掲載、話売り版、単行本の三つに分けて見ていきます。
最新掲載は『noicomi』Vol.171
2026年7月10日に配信された『noicomi』Vol.171には、『鬼の花嫁』の最新話が掲載されています。
公式ページの収録案内では、新連載作品などとともに『鬼の花嫁』が掲載作品として紹介されています。
この事実から、少なくとも2026年7月10日時点では漫画の新しいエピソードが公開されていたことが分かります。
また、電子書店で販売される単話形式の商品は、公式上「話売り版53巻」として案内されています。
ここで注意したいのは、話売り版53巻を、そのまま第53話と言い換えないことです。
商品番号と実際の話数構成が完全に同じであると公式情報から確認できない場合、「第53話相当」と推定するより、公式呼称どおり「話売り版53巻」と記載するほうが安全です。
数字だけ見ると単行本が53冊あるようにも見えますが、実際の紙・電子コミックスは10巻まで。玲夜様がいつの間にか半世紀級の連載を背負わされないよう、単位には気をつけましょう。
漫画単行本10巻は2026年7月10日発売
漫画単行本の通常版10巻と小冊子付き特装版10巻は、2026年7月10日に発売されました。
同日には公式ファンブックも発売されています。スターツ出版の発表では、10巻通常版、特装版、公式ファンブックの3冊同時発売として案内されました。
さらに、漫画の公式連載ページでも電子版コミックス10巻が最新刊として掲載されています。
単行本10巻と最新話が同じ日に展開されたことから、2026年7月時点で漫画版が完全に停止していたとは考えにくい状況です。
ただし、単行本の発売は過去に掲載された原稿をまとめる作業でもあります。
そのため、「10巻が発売された」という事実だけで連載継続を判断するのではなく、Vol.171に新しい掲載があったことを合わせて見る必要があります。
Vol.172には掲載なし、次回は未発表
2026年7月24日配信のVol.172には、計12作品が掲載されました。
公式の収録作品一覧には『鬼の花嫁』がなく、『鬼姫~宵闇の血契~』や『黒鴉と花嫁』などが掲載されています。
『noicomi』公式ページでは次号Vol.173に当たる配信日として8月14日が案内されていますが、『鬼の花嫁』が掲載されるという予告までは、2026年8月4日時点で確認できません。
したがって、漫画版の現在地は次のとおりです。
- 打ち切り・連載終了の公式発表はない
- 2026年7月10日のVol.171に最新話掲載
- 話売り版53巻まで確認
- 単行本10巻が2026年7月10日に発売
- 7月24日のVol.172には掲載なし
- 次回掲載号と掲載日は未発表
「打ち切り済み」ではなく、「最新掲載は確認できるが、次回予定は発表待ち」という判断が妥当です。
映画・アニメ・750万部突破は何を意味する?
2026年の『鬼の花嫁』は、小説や漫画だけでなく、実写映画とテレビアニメにも展開されました。
実写映画『鬼の花嫁』は、永瀬廉さんと吉川愛さんのダブル主演で、2026年3月27日に公開されています。永瀬廉さんが鬼龍院玲夜、吉川愛さんが東雲柚子を演じました。
テレビアニメは、2026年7月4日24時30分から放送が始まりました。
スターツ出版の放送開始告知では、オープニングテーマをClariS、エンディングテーマを山崎育三郎さんが担当すると発表されています。
アニメ公式サイトでも、7月26日に第4話から登場する鬼龍院千夜と沙良のキャスト情報が更新されており、2026年8月時点で放送に合わせた情報発信が続いています。
また、シリーズ累計部数については、公開時期によって数字が異なります。
2025年末から2026年6月ごろの映画・アニメ関連ページでは650万部突破と案内されていましたが、2026年7月公開のノベマ!特設ページと漫画10巻の発売発表では750万部突破とされています。
これは、古い数字と新しい数字が同時に公式系ページへ残っている状態です。
記事で現在値として扱うなら、公開時期が新しい2026年7月の「750万部突破」を優先するのが自然でしょう。ただし、集計対象の詳細な差までは各ページに明記されていないため、650万部から750万部へ増えた理由を作品別・媒体別に推測することはできません。

映像化が続巻を保証するわけではない
映画、アニメ、公式ファンブック、漫画10巻が同じ年に展開されたことは、シリーズ全体の規模が拡大している材料になります。
少なくとも、作品ブランドを縮小させ、すべての展開を終了する局面とは見えません。
ただし、映像化は小説新婚編第6巻や、漫画の次回掲載を保証するものではありません。
完結済みの小説が後から映像化される例もあれば、アニメ放送中でも原作の刊行間隔が空く作品はあります。
読み取れるのは、次の範囲です。
- 2026年もシリーズへの新規展開が続いている
- 出版、映画、テレビアニメ、ファンブックが連動している
- シリーズ全体の打ち切りを示す状況ではない
- 小説と漫画の次回予定は別途発表を待つ必要がある
映画班とアニメ班がフル稼働していても、小説班の次回会議日までは分かりません。
プロジェクトルームの電気はついていますが、全員の納期表まで壁に貼られているわけではない、という状態です。
『鬼の花嫁』は今後どうなる?筆者の考察
ここからは、確認できた事実を基にした私見です。
私は、『鬼の花嫁』の現状を打ち切りではなく、メディアミックスの拡張期における媒体別の待機状態と考えています。
注目したいのは、2025年末から2026年夏に展開が集中している点です。
- 2025年12月:新婚編第5巻
- 2026年3月:エピソード0と実写映画
- 2026年7月:テレビアニメ、漫画10巻、公式ファンブック、漫画最新掲載
映画やアニメの公開時期に合わせて、初めて作品を知った読者が入りやすい関連書籍をそろえた形に見えます。
特に『エピソード0』と公式ファンブックは、物語を先へ進める長編だけではありません。
既存キャラクターの過去、設定、関係性を掘り下げる本は、映像作品から入った新規ファンが作品世界を理解する入口になります。
個人的には、この展開から「出版社が本編を諦めた」と読むより、映像化で広がった読者へ作品世界を立体的に届けようとしていると見るほうが自然です。
一方、小説の新婚編第6巻は未発表です。
2026年3月の新刊が過去編であることを考えると、出版社がシリーズを継続していることと、時系列上の次章が決まっていることは分けるべきでしょう。
漫画についても、Vol.171への掲載後、Vol.172では掲載がありませんでした。
過去数号を見ても『鬼の花嫁』は毎号固定掲載とは限らず、10巻の収録案内にはVol.159、161、164、165、167掲載分が含まれるとされています。
この号数だけを見ると、少なくとも10巻収録範囲では掲載間隔が一定ではありません。
Vol.159から161までは2号、161から164までは3号、164から165は1号、165から167は2号空いています。
したがって、Vol.171の次のVol.172に載らなかったことは、過去の掲載パターンから完全に外れた異常事態とは言い切れません。
ここが今回の検証で重要な点です。
1号非掲載という一点だけでは、従来の掲載ペースと比べても打ち切りの証拠にならないと考えられます。
もちろん、今後も長期間掲載がなく、公式ページから作品情報が消える、終了告知が出るといった変化があれば判断は変わります。
現時点で注目すべき情報は、次の三つです。
- 『鬼の花嫁 新婚編六』または新たな小説の発表
- 話売り版54巻やVol.171以降の最新掲載
- 漫画単行本11巻の発売案内
いずれも2026年8月4日時点では正式な日程が確認できません。
そのため、期待を公式情報に昇格させず、不安を打ち切り発表に変換せず、現在確認できる刊行実績を基準に待つのがよいでしょう。
まとめ
『鬼の花嫁』が打ち切られたことを示す公式発表は、2026年8月4日時点で確認できません。
小説は本編5冊、新婚編5冊、短編集、エピソード0の計12冊が刊行されています。
時系列上の最新長編は2025年12月28日発売の『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』、関連最新刊は2026年3月27日発売の『鬼の花嫁 エピソード0~それぞれの追憶~』です。
漫画は2026年7月10日配信の『noicomi』Vol.171に最新話が掲載され、話売り版53巻と単行本10巻まで確認できます。
次号Vol.172には掲載されていませんが、過去にも掲載号の間隔は一定ではありません。1号掲載がなかったことだけで、連載終了と判断することはできません。
2026年には実写映画、テレビアニメ、公式ファンブックも展開され、シリーズ累計は最新の公式系案内で750万部を突破しています。
現在の結論は、『鬼の花嫁』は打ち切りではなく、小説・漫画とも新しい展開が確認できる一方、次巻と次回掲載は正式発表待ちです。
よくある質問
『鬼の花嫁』の小説は何冊ありますか?
本編5冊、新婚編5冊、短編集1冊、エピソード0が1冊あり、関連小説は合計12冊です。
時系列上の最新長編は『鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~』です。
『鬼の花嫁』の漫画は何巻まで発売されていますか?
漫画単行本は、2026年7月10日に発売された第10巻が最新です。
単話形式の商品は、公式呼称で話売り版53巻まで確認できます。
『鬼の花嫁』漫画版の次回更新日はいつですか?
2026年8月4日時点では、Vol.171以降に『鬼の花嫁』が掲載される号や配信日は発表されていません。
Vol.172には掲載されていませんが、連載終了の公式告知も確認できないため、次回の掲載案内を待つ段階です。
日暮ツムギ(週末アニメウォッチャー兼・現役会社員ライター)

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